手づくりおもちゃの紹介

小枝でそよかぜモビール♪モチーフ4つタイプ
だんだんと寒い季節が近づいてきましたね。 
皆さんはお子さんと毎日どんな風にお過ごしですか。
子どもの鼻水が出ていたり、風が強くて外に出られない日など困りますよね。 今回はそんな日でもおうちで簡単に手作りできる、とっても可愛いおもちゃを2つご紹介いたします。

講師は子どもに大人気の「造形教室アトリエにじのわ」を運営されている軸丸先生に教えて頂きました。
ぜひ、この機会にお子さんと一緒に手作りされてみてはいかがでしょうか。

小枝でそよかぜモビール♪モチーフ4つタイプ

【材料】
*枝2本 (各15㎝程度) 
*毛糸 (1本30cm程度) 6本 + α(巻き付け用)
*厚紙 (15㎝四方程度)
*布 (ハギレや着なくなった洋服など)
*リングorクリップ (無くてもOK)

【道具】
*はさみ
*ボンド
*紙やすり
*穴あけパンチor目打ち
*鉛筆
1. 枝を丁度いい長さに切り、ケバケバしたところがあれば紙やすりをかける
2. 厚紙を4等分にして、鉛筆でモチーフをなるべく大きめに描き、切り出す(写真1)
※家、靴、帽子、星、月、雲、雫、ネコ、イヌ、クマ、トリ、幾何学な形など、シンプルなモチーフだと形が作りやすいです。
3. モチーフの位置や枝の上下のバランスを見て、全体の配置を決める
4. 切り出したモチーフの上部を軽く持ち、バランスを見て穴を空ける場所を決めパンチで穴をあける(写真2)
※穴をあけるときはモチーフが欠けてしまわないように、パンチを奥までしっかりと差し込むときれいに穴があきます
※モチーフを上下に繋げる場合は上下2か所に穴をあけておきます
5. それぞれのモチーフに毛糸を通し、糸の端をかたむすびにしてモチーフと繋ぐ(写真3)
6. 布を選び、ざっくりと使う大きさに切り出しておく(写真4)
7. モチーフ片面全体にボンドを塗り、布を貼り、余計な部分を切り落とす(写真5)
※ボンドで布を貼ってから切ると細かい部分も切りやすいです。
※結び目の毛糸を布の下に入れ込むときれいに仕上がります
※布を切るときに毛糸を切らないよう注意してください
8. 裏の面にも同じように布を貼っていく
9. ベースの布が貼れたら、アクセントの模様も重ねて貼り付けていく(家に窓、靴にリボンなど)(写真6)
10. モチーフが出来上がったら、枝の端に1つずつモチーフを結びつける(写真7)
※上の段になる枝の片方は毛糸1本だけ結びつける。(写真8)
11. 枝にボンドを付けて、毛糸を巻いていく(写真9、写真10)
※モチーフを結び付けた毛糸の端を巻き付け用毛糸のしたに入れ込むと仕上がりがきれいです
12. 下段のバランスが良い場所に上段のモチーフのついていない毛糸の先を結び、次に上段のバランスが良い場所に吊るすための毛糸を付け、引っ掛けられるようリングやクリップを結びつけて完成!(写真11)
※下段から順にバランスを見て繋いていくと片寄らず組み立てられます
≪親子で作る場合≫
・年齢の低いお子様(2歳~5歳)は、先に枝に毛糸を巻いていく作業や穴に毛糸を通す作業、吊るすモチーフの形を描くなど、簡単なところを一緒に行うといいでしょう。
・布をはさみで切る、バランスを取る、結ぶ作業は少し難しいので大人が行うといいですね。
・年齢の高いお子様(6歳~)の場合は、11番の毛糸を巻く工程を2番目に入れて、部品が出来上がってからバランスを見て結ぶところを大人が手伝ってあげるといいでしょう。
・布を切るのは少し難しいので、様子を見てお手伝いをしてあげてください。

モチーフのデザインは写真をご参考にして下さい。

水で遊べるおもちゃ…窓やお風呂のカベにピタットシール♪

続いてご紹介するのは、たった5分で出来る簡単な手作りシールです。
お風呂や窓にピタッと貼って遊べて材料費もかかりません。
【材料】
*クリアファイル
*幅広な透明テープ(梱包用)

【道具】
*はさみ
*油性ペン
*型になるもの(タングラムや子どもの好きな絵柄など)
1. クリアファイルの閉じている部分を切り開く(写真1)
2. クリアファイルを型になるものや好きな絵柄の上に乗せ、線や色を油性ペンで写したり、自由に絵を描く(写真2)
※マスキングテープで仮止めしながら作業すると進めやすいです
※黒い線で縁取りをしたい場合は、色を付けた後、最後に黒の線を引くと色が濁らずきれいに仕上がります
3. 油性ペンのインクが乾いたら、幅広のテープを絵柄からはみ出るくらいゆとりを持って貼る
幅が足りない場合は、少し重ねて絵柄が完全にテープで覆われるように貼る(写真3)
※テープは10㎝くらいずつ出し、落ち着いて空気を抜きながら貼り込む。空気が入ってどうしても抜けなければ、針で少し穴を空け押し出すと空気が抜けます
4. 周りをはさみで切り取れば完成!(写真4)

※裏を少し濡らすと窓やカベにペタッと着きます
※フラットなカベにつきやすいです
タングラム・図形
≪親子で作る場合≫
・年齢の低いお子様(2歳~5歳)には、新聞紙や不要なチラシなど捨てても良い物の上にクリアファイルをマスキングテープで固定し、自由に絵を描いてもらいます。
・形が描ける子はその形を生かして切り抜いてもいいですし、まだ形にならず自由な線の場合は全体にテープを貼り、タングラムや図形などの型紙を使って切り出すと、形を組み合わせて遊べるパズルになります。

・年齢の高いお子様(6歳~)の場合は、自分で自由に描いてもらい、テープを貼るところやはさみのところを少し大人がお手伝いしてあげるといいでしょう。

・その時にしか描けない線や思い出のモチーフを残しながら遊べる記念のおもちゃになります。
・はさみの向きや使い方には十分ご注意ください。

お菓子の空き袋を開き良く洗い、柄の面白いところで△、□、〇など大小さまざまに切ったり、英字や数字に切り出したものでも、ポップでかわいいシールを作ることが出来ます。(同じく濡らすと貼りつきます)

講師紹介

軸丸 智香子(じくまるちかこ)

武蔵野美術大学日本画学科卒業。
2005年臥龍桜日本画大賞展入選
2012年第60回市川市美術展覧会大賞受賞。
その他、個展・グループ展多数。
制作活動と並行して吉祥寺わんぱくアトリエ(武蔵野市)、アトリエZOO(練馬区)、アトリエてんとうむし(浦和)での講師を務める。
2014年市川市に造形教室アトリエにじのわを立ち上げる。
経歴18年のベテラン講師
お問い合わせ先 atelier.nijinowa.art@gmail.com

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